花ゆり落ちる

現実逃避行

SixTONESと夏

今年もまた夏が終わった。うだるような暑さの中彼らのコンサートに行くのはもう4年目だ。ただ昨年までと違うのは会場がEXシアターからTDCホールになったこと。初めてSixTONE6人だけでTDCに立つ、この会場で彼らをみれることをずっと心待ちにしていた。

2012年、彼らにまだ名前がなかった頃「この6人で何かやりたい」と大人にお願いしてもらったものが夏のサマリーだった。急遽2日間6人がメインを務めたTDC、リハーサルがあまり出来てなくて不安だと言っていたと思う。ハーネスをつけて初めてフライングした夏、飛びながら泣いてしまった夏、「頑張ったご褒美にグループ名がもらえるかもよ!」と言っていた夏、全てが眩しくて本気で永遠を願った夏は一瞬の煌めきかのように叶うことはなかった。

2017年、5年の間に紆余曲折あってSixTONESとなった彼らが風磨くんのバックとしてTDCに戻ってきた。風磨くんがやり残した"7人で過ごす夏"を後悔なくやり切るようにはしゃぐ彼らは、Jrの仲間だった昔に戻ったかのようで。「また呼んでよ」といっていたけれど、まだまだ7人の夏を見続けたい気持ちをグッと抑えて、次はSixTONESがメインでできたらいいねと思った。

2018年、ついにSixTONESSixTONESだけでTDCに立つ。横浜アリーナや隣の東京ドームに比べたら全く小さいけれど、あの頃より少し大人になった彼らがTDCに帰ってきた。

最初と最後は全グループ共通のポップチューン、歴代サマリー・サマパラの映像を挟みいよいよクールでワイルドなSixTONESの世界へと導かれる。Amazing!!!!!!で一瞬にして空気を変え、少しずつ演出を変えた鉄板曲を中心に息つく暇もない。横アリで観客の心を鷲掴みにしたオリジナル曲リミックス、ボイパと音色で紡がれるまさにSIX TONESな「It's Amazing!!!!!!Party Time!」、シンプルな照明とはだけたシャツがセクシーなLOVE JUICE、彼らが踊る度に舞うAmazingの羽根が幻想的な空間を創り上げ、観客をSixTONESの世界へと引き込んでいく。これがSixTONESのコンサートだと言わんばかりの曲が続いていき、中でも会場が息を呑んだのは「WATER DANCE」と「N.M.P」。白いスーツに白い手袋、手首や指につけた微かな灯りで「楽園まで」と妖しく誘われ、行き着いた先は引き返せない魔界への入り口のよう。SixTONESの真骨頂とも言える演出力に、まるで正装姿の彼らと契約を交わすかのように囚われてしまった私はもう彼らの魅力から逃れることができないのだ。

「またみたいって言われたいよね」「そしたらまた次のコンサートをやらせてもらえるかもしれないね」と言っていた6年前。あの頃は叶わなかったけど、追加公演を含めて20公演、トップバッターと大トリを任せてもらえた2018年の夏は過去のみんなに自慢したくなるくらい誇らしくも頼もしくも思えて、また彼らの未来が楽しみになった。本編最後の「Power of the  Paradise」にあるように「誰より高く 羽ばたくため」頑張ろうね、みんなで奇跡を起こそうねと心に誓って、待ち焦がれたTDCは夏の終わりとともに幕を閉じた。

 

SixTONESになるまでもなってからも本当に色々あったと思う。京本くんがいつか言っていたようにまわり道、どころか寄り道だらけのグループだ。それにこれから先だって嬉しいことも立ち止まりたくなることもおそらく沢山ある。でもこの夏、6人でいることが楽しいというようにテンポよく弾む会話や、全員が同じ方向をむいているような意思の揃ったパフォーマンスをみていたら不思議と大丈夫だと思えた。

彼らが次に辿り着く場所はどこだろう。デビューだろうか、東京ドームだろうか、それとも私たちが想像しえない未知の場所だろうか。無邪気で無敵な彼らに惹かれた頃から、きっと凄い世界を見せてくれるんだろうなと楽しみにしている。きっとそんな風にワクワクさせ続けてくれる6人はこの先もずっと最強で最高に違いない。

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